HiFime 9018 DACを使い倒す③(バッテリー対策&高音質化編)


この記事の内容を誰かに話すなら、ボクはこんな風に語りかけるだろう。

「ねえ、君。君の使っているHiFime 9018 USB DACは良いDACだよねえ。へえ、そうなんだ。AndroidでOTG接続で使ってるんだね。ボクも同じ使い方だよ。

、、、、ねえ、君。もし、その使い方が”まだHiFime 9018 USB DACの真の実力を引き出せていない”なんてボクが言ったらどうする?」

当然、この言葉の後には「ブヒヒ」とか「グフフ」とかキモい笑いを是非入れたいと思う(笑)



大飯食らいのHiFime 9018 DAC

前から何度か書いているけど、このDAC、Androidなんかに接続しているとバッテリーの消費量がハンパなく多い

オモロダイブ: HiFime 9018 USB DAC レビュー①(外観&使い勝手編)

公式サイトにも、「The Nexus 6 battery lasts for 6 hours when playing constantly with the 9018 dac.」なんて書いてあって、割とバッテリー容量も多いNexus6ですら6時間しか音楽を再生できず、ここがこのDACを使う上での最大のネックになると僕は思っている。

その対策として、ボクは外部バッテリーを併用していたのだけど、どうにも給電されたり、されなかったりとよくわからない動作をしていたのが、最近「接続順番」が重要であるとわかったのでここで情報共有したいと思う。

HiFime9018DACを外部給電するコツ

前にも外部バッテリー使用については紹介していて、元々、前回の記事では、



といった商品を紹介していたのだけど、PocketGamesのアダプターは商品は良いのだけど、USBケーブルが横挿しになるところがモバイルだと取り回しが悪くて、今は下記のような商品を使用している。



さて、本題のこの給電式のOTGケーブルを使用する際のコツだけど、特に難しい事ではないのだけど、挿す順番を必ず以下の通りにする必要がある。

  1. HiFime9018DACを給電対応のOTGケーブルにまず接続する。
  2. 次にOTGケーブルの給電ポートに外部バッテリーを接続。なお、1と2は順番が前後しても良い。
  3. HiFime9018DACと外部バッテリーが接続されたOTGケーブルをスマートフォンに接続する。

僕の使っているNexus5はこの方法で、「DACへの給電」が行われ、スマホのバッテリー消費を激減させることができている。

あと、どうやら給電に余裕があると、充電表示にはならないけど、同時に充電も行われている模様。

なお、3の接続を先にしてから、バッテリーとDACを後付けする順番だと、バッテリーからの給電がどうしてもうまくいかない。本記事を参考に順番には注意して欲しい。

ちなみに、前回、マジックテープで色々固定していたのを見せたけど、僕の最終構成は今こんな感じ。やっぱり変態らしくなって来てしまった(笑)


それでも、まあ、よくあるポータブルアンプなんかに比べれば、かなりコンパクトなんじゃないかとは思うけど。

なお、この類のケーブル、ちょっと評価が高いケーブルが見つからないので、試すときは「自己責任」でトライしてみて欲しい。

※補足だけど、この類のケーブル、正しくは「ID端子を124kΩの抵抗を介してGNDに接続」する事で給電を行う仕様となっているのだけど、多くのケーブルがこの抵抗を省略して直結してしまっているらしい。あと、同時給電については、端末側(つまりスマホ側)がUSB規格のBC1.2という仕様に準拠している必要があるらしく、スマホ全てで対応している仕様で無い事は注意いただきたく。

水を得た魚、カメラを買ったオタク、整形した美魔女

表題には何の悪意も無い(笑)

さて、この構成でもって、最近ずっと音楽を聴いているのだけど、あるアルバム(SOILWORK/Figure Number Five)を聴いていて、ふとこんな風に思った。

あれ?このアルバム、ここまで音良かったっけ?

おかしいぞ、なんて話では無いのだけど、それでも静寂はより静かに、高音はきらびやかに、なんとなくそんな風にいつもより良く聴こえるように思えた。

そこで、「ちょ、待てよ」なんてキムタクばりに、モバイルバッテリーを抜いてみる(つまり給電をやめてみる)と、わずかな変化なのかもしれないけど、「ダイナミックレンジが狭まった」ようなそんな印象を受けた。

あと、これもわずかだけどバッテリー接続無しの方が音量自体も下がっている。

よくオーディオマニアがケーブルの微小な変化の話で大騒ぎしていて、一般の人から白い目で見られているけど、これはそんなレベルじゃなく、普通に感じられるレベルで変化している。

そう、ボクは断言してしまうけど、このHiFime9018DAC、「外部給電した方が確実に音がよくなる」ようだ。

「電源は大事だよ」なんてオーディオマニアが偉そうに近づいて来そうだけど(笑)、「電源を変えたらそりゃあ音が良くなるだろう」なんてはなからその効果を期待したような「プラシーボありきな気づき」じゃなくて、「あれ?音がいいけど何でだろう?」という、実にピュアな気づきが今回起こった事が、とても重要だろう。

AndroidのUSBポートのみからの給電の場合に音が悪くなる理由は不明だけど、確かに、Nexus6のバッテリーを6時間で食い尽くすようなDACなので、「慢性的に空腹」だったと想像しても、考えてみればおかしくない。

あと、これだけ電子機器を集約しているスマホの給電がそんなに品質が良いわけがない、と考えるのも後付けだけど、考えてみたら当然なのかもしれない。

目に見えるものしか信用しない

オーディオの悪いところに、「自分の感覚がそう感じたからそれは正しい」なんて事だけで、話を押し通そうとするなんて悪しき習慣があるのだけど、オモロダイブ的にはなるべく可視化できる形でその変化を捉えてみたいと常々考えている。

そこに何か目に見える差が無い限り「変わった」などと断定するのでは、何も証明できないではないだろうか。

というわけで、相変わらず手持ちの物でできる範囲で、「その差」というものを可視化できないか考えて実験してみる事にした。

ボクは、今回のこの差が「大飯食らいのHiFime9018DACが慢性的に空腹」なんじゃないかと先ほど言った。

それならば、測ってみようじゃないか、その電流やら電圧やらというモノを。

計測にはこんなものを使う。USBの経路にこれを挿入する事で、電圧と電流が計測できるという優れものだ。



家のどこかにもう少し高級なやつも持っているのだけど、見つからなかったのでこっちで。というかこんなもの2つも持ってて何をやるつもりなんだと自分でも思う(笑)

さて、まずは、モバイルバッテリーの給電が無い状態で、音楽を再生した場合の電圧と電流の値がこちら。



電圧は4.81V。USBの定格が5Vなので、それに比べれば結構小さい値を示している。USB規格の下限が4.75Vなので、結構ぎりぎりの値と言えるかもしれない。


電流値は0.26A(260mA)程度を示している。

次に、モバイルバッテリーを接続し、給電をおこなった状態で音楽を再生した場合の結果がこちら。


電圧値は4.92V。


電流値は接続無しと変わらず、0.26A程度。

この比較から、少なくとも電圧については、外部給電ありの方が大きな値を示している事がわかった。

うーむ。電圧のこの程度の微小な差で劇的な変化がある、なんてやっぱり言いきれないのだけど、それでもそこに何かしらの差がある事は間違いない。

実際にはこのDACには、DACチップだけではなく、ヘッドフォンアンプチップも載っているわけなので、この電圧の変化がアンプの音質に影響した、と考えるのも特におかしい話ではない。

まあ、それでも、定格の5V(USB規格:4.75~5.25V)よりはまだ小さい値を示しているので、5V、さらに5.2V付近まで電圧をあげてやることで、DACやアンプチップの動作に余裕がさらに生まれて、音が良くなる、なんて事もあるのかもしれない。

ちなみに、音楽再生していない状態でも以下の通り、0.2A程度、電流が流れている事がわかった。


なので、このDACを挿したままにしておく事はまったく推奨しない。使い終わったら線を抜き、ちゃんと片付ける、そんな品行方正な使い方が推奨される(笑)

電気カイロでも欲しければ話は別だけど(笑)

ボクにはまだまだ試したい事がある!

さて、こういう話になってくると、当然のごとく、「まだまだ試せる事がある」事がこのブログをわざわざ読んでいる人達ならお分かりになるだろう。

ええ、安心してください。それもやりますよ(笑)

乞う、ご期待!!

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