3万円だけ握りしめて来い!①(予算3万で揃えるハイレゾ完全対応の自宅オーディオシステム)



どうしてもオーディオなんて言うと、金がかかる趣味のように思われるけど、正直、本当にそんなに身構えるようなモノなのかという気もしている。

特に、スマホ周りは散々ボクも語りつくしていて、HiFimeのDAC(Hifime Sabre 9018 DAC デジタル-アナログ変換回路 )なんかを買って、好きなイヤホンやヘッドフォンを組み合わせればそこそこ楽しめるオーディオ環境は構築できるわけで、20000円強もあれば、十分高性能な環境が揃う事かと思う。

では、据え置き型のオーディオはどうだろう。

ボクが前に書いた記事に以下のような記事があるのだけど、特に視聴時間の長い、テレビやYoutubeなどの音声についてもっと改善した方が良いとずっと思っている。


オモロダイブ: 僕らはテレビの音質をもっと気にすべきだ


だけど、ここで紹介しているコンポ(Panasonic SC-PMX100)でもまだ50000円はするだろうし、その他にケーブルなどの必要なアクセサリーを購入したりすると、さらにお金がかかるわけで、気づくと10万近く、散財してしまっていたなんて事もありえない話では無い。そして、10万円ともなれば、これはもはや、金がかかる趣味と言われても仕方がない。

こんな状況ではやはり、多くの人にテレビ周りの音楽環境を改善して、もっと音楽を楽しもうよ、なんてとてもじゃないと言えない状況だ。

そういうわけで、今回は一般家庭のオーディオ環境を、あらゆる変化球を駆使して(笑)税込30000円以内で一式揃え、劇的に改善するプランについて考えてみたいと思う。


なお、中古品を探すという選択肢もあるのだけど、それだと万人が同じ物を同じ値段で入手できるわけでもないし、部品の劣化もあり、中古品の目利きの方がよっぽど難しいので、今回は新品で揃えるという方針としている。


ちなみにタイトルは以下の店のオマージュです(笑)

焼鳥の鉄人&しちりん炭火焼 鉄人&八〇円焼鳥専門店 信長【株式会社パッションアンドクリエイト】
1500円だけ握りしめて行きたい!(笑)

皆さんも30000円だけ握りしめて、本記事を読んでいただければと思う(笑)




基本戦略を立案せよ!


さて、コストを抑えるための基本戦略、それは「パーツ点数を抑える」、その一点になるかと思う。

なので、今回購入するのは以下のパーツのみ。

・スピーカー
・光デジタル入力が可能なアンプ
・光デジタルケーブル

多くの薄型テレビには外部出力として光デジタル出力が付いているので、テレビから音声を光デジタルで出力し、それをアンプに入力する構成を考えたい。

それで、光デジタルケーブルはもうこれだ。なんせ500円程度で購入できるのだから、これ以外の選択肢については考える必要はない(笑)




ここからがイバラの道になるのだから、光デジタルケーブルごときで悩んでいる暇はないだろう(笑)

もう、500円使ってしまった。残り29500円。



アンプ、どうする?


まあ、全体で30000円程度の予算で考えているわけなので、アンプにかけられる金額はせいぜい1万~1万5千円程度で、安ければ安いほど良いといった感じになるだろう。

となると困った。主要なオーディオメーカーの光デジタル入力を持つ単体アンプは結構高い。

ざっと調べてみたのだけど、光デジタル入力を持つ20000円以下の主要メーカーのアンプはどうやら存在していないらしい。

ボクは他でも書いたと思うけど、テレビ用にNuforceのICON Diaというアンプを使っているのだけど、このアンプは既に生産も完了しており、かつ定価で27000円程したので、残念ながらこの予算では、残りの2500円でスピーカーを探す事になってしまう。

なお、予算が10万の場合は、marantzのPM-6005、もしくはPM-6006なんてアンプが過渡応答特性に配慮した美音系で、デジタル入力の評判も良いのでオススメしたいのだけど、4万近くするし、ちょっとこの図体のデカさはなんともマニア臭いし、一般家庭では邪魔だとも思うので、できればもう少し小さいアンプを選びたいところだ。





小さくて音がそこそこ良くて値段が安い、そんなものが果たしてあるのだろうか。

ああ、中華アンプがあるじゃないか(笑)



まともな中華アンプを選択せよ!


オーディオにあまり詳しくない人は「中華アンプ」なんて言葉を聞いたことが無いかもしれないし、胡散臭く思うかもしれないけど、中国は日本の10倍も人口があるわけで、オーディオ人口もそれなりに多いという話だ。

というわけで、日本にデノンやオンキョー、マランツ等のオーディオメーカーがあるように、中国にも多くの中国オーディオメーカーがあるのは当たり前であろう。価格も、流石に中国の生活レベルが向上しようとも、物価はまだ日本の方が高く、それだけ安い物が見つかる。

なお、未だに日本製品至上主義で、中華性のアンプなんかダメだろうという風に思う人も多いと思うけど、ボクがDAC記事を書いているHiFimeもその中国オーディオメーカーの一つであり、国内のしょーもない製品よりはよっぽど尖ったコスパの良いまともな製品も多く作っていて、ボクの結論としては廉価な国内メーカーの物を買うよりは全然良い物が手に入る可能性も高いと言える。

さて、中華アンプであれば、予算はだいたい3000円くらいからアンプが手に入る事になるのだけど、廉価なアンプは光デジタル入力が無いし、別途DACを準備する必要もあるし、あと、ここが重要なのだけど、「巷で絶賛されている程には音が良くない」ので、中華アンプを選ぶからこそ、より慎重な姿勢を取るという事が必要だ。

なお、音が良くない理由だけど、廉価な中華アンプで多く採用されているTripath社製のデジタルアンプICの素性が個人的な見解として美音系では無いのと、どうにも古いパワー主義で低音重視のチューニングがされていて、低音がボヨつき易く、どうにもすっきりしない印象となる事がその原因だと思う。

ただ、多くの中国オーディオメーカーはこの音作りで成功してしまったわけで、ちょっとこの音の傾向は、多くの中華アンプが広く踏襲してしまっているようにも思うので、中華アンプの中でも、解像度が高く、設計ポリシーが明確なものを注意して選択する必要があるであろう。



おすすめアンプその①:FX-AUDIO D302J+


さて、そういうわけでオススメできる中華アンプを2点ほど紹介してみたいと思う。



一点目は、「中華メーカーの物を日本向けにカスタマイズして販売」しているNFJ(ノースフラットジャパン)という日本の会社があるのだけど、ここが販売している「FX-AUDIO D302J+」というのがそのアンプだ。



こちらのアンプは価格が8000円程度と安価で、D/A変換を一切行わないフルデジタルアンプなので、光デジタル入力を具備しており、かつ内部の構造上、光デジタルケーブルからの入力時に最大のパフォーマンスを発揮する(最高音質となる)ので、その意味では今回の用途に最適だと言えると思う。

当然、内部構造として、高性能なDACが不要なのでそういった意味で低価格化ができていると考えることもできる。

なお、ボクの判断基準として、「低音が出すぎるアンプは駄目なアンプ」だという認識があって、音が濁れば濁る程、音は厚くなりこもる傾向がある事からすると、フルデジタルアンプICを使ったアンプは、回路自体が単純なために余計なことができないのか、素直な音が出る印象があり、なるべくスピーカー部のみで色付けをしたいというボクのポリシーにもマッチしている。

ちなみにこちらのアンプをボクも所有していて、一時期NuforceのICON Diaと交換してDV62siと組み合わせて使用していたのだけど、フルデジタルアンプで時々欠点として指摘される、いわゆる「デジタル臭さ」も感じず、トーンコントロールも可能なので、好みの出音を狙うこともでき、下手な国内メーカーの廉価アンプと比較しても性能としては十分かと思う。

入力としても、「[光・同軸デジタル入力]最大24bit 192kHz」との事なので、最新のハイレゾに対する対応もできている。

冒頭の写真のように縦に置けばスペースもかなり節約でき、割と見た目も良くなるので、スタンドなどを自作するなどして、結構オススメできると断言して良いだろう。

ただし、このアンプ、残念ながら現時点では入手性がかなり悪く、NFJのサイトで月に何度か販売開始予定が告知されるのを待ってそれをチェックし、販売開始時刻前から、PC前に待機して、販売開始時刻になんとかカートに入れて支払いまで済ませるという、かなり必死の努力が必要となっている状況である。


NorthFlatJapan 公式ブログ - Yahoo!ブログ
毎回争奪合戦が繰り広げられるNFJ製品。告知はココで。


まあ、しばらく待てば入手性も改善されるとは思うのだけど。日本の代理店からの購入となって安心だし、それだけコスパが良いとみんな感じているのかもしれない。

ちなみにACアダプタはショップ推奨の以下など、別途購入が必要なので注意。




【※2017/5/24 更新】
NFJ本家ではいまだ入手の難しいD302J+だけど、以下のネットショップで、ACアダプタとのセットあれば購入できる模様(NFJ正規品です)。入荷は6月上旬という事だけど、おそらくまたすぐに売り切れになるので早めに購入しておくのが吉かと。(2017/5/24 09:00時点)




おすすめアンプその②:HiFime UDP80 USB and SPDIF True Digital Power Amplifier


さて、D302J+の入手性が悪く、そんなものいつまでも待ってられないという人もあるだろう。

価格は4000円程上がってしまい、30000円のコースには収まらない可能性も高いのだけど、HiFimeが最近販売開始したフルデジタルアンプをもう一つのオススメとして紹介したいと思う。

HiFime UDP80 USB and SPDIF True Digital Power Amplifier
HiFimeの高性能フルデジタルアンプ。

こちらのアンプ、お値段は109ドルとなっており、送料が13.55ドルかかるので、 トータルで122.55ドル、現時点の為替で考えれば13000円程で入手ができる事になる。外観はシンプルの極み(笑)と言って良いかと思うけど、中身は以下のようになっていて、HiFimeの場合、中身の方が美しいんだよなあ(笑)


こちらのアンプ、光デジタルとUSBでの入力が可能で、USBレシーバとしてはSA9023が採用されているので、USB入力で96kHz/24Bit、SPDIF(光デジタル)入力で192kHz/24Bitの入力が可能となっている。

なお、こちらのアンプはD302J+のように、ヘッドフォン出力やアナログ入力を備えて多機能を売りにするというやり方では無く、最低限、超絶シンプルにデジタル信号を純粋に増幅してスピーカーを駆動する事のみに特化していると言え、その意味でよりHiFiであると言え、オーディオ機器として大変に好感が持てる。

HiFimeはその基本姿勢として、ミニマルなアプローチを好んでいて、信号線上に色付けのための余計なコンデンサを載せたりする事もなく、チップ本来の性能を最適化する設計をとっているので、DAC同様の高性能を期待して良いだろう。以下に紹介分を引用しておこう。

We like the minimalistic approach and it’s a commonly accepted opinion that parts in the signal path (parts that the audio signal goes through) will affect the sound quality. That’s why people spend hundred of dollars on expensive audiophile capacitors, and that’s why our Sabre DAC with no capacitor on the output sounds so good.

So for a powerful amplifier, what could be better than to remove the need for a DAC and preamp all together!

The sound from the true digital amps is very clear and natural and make the class D amps sound muddy in comparison.(真のデジタルアンプからの音はとてもクリア、かつ自然で、従来のクラスDアンプの音を泥臭い音に思わせてしまうだろう、ワオ!←意訳笑)

ボクもD302J+を買っていなければ、こちらを購入してた可能性も高いのだけど、アンプは何個もいらないんだよなあ(笑)

まあ、値段があと10ドル安ければもっと良いとか色々思う事はあるけど、高性能が期待できる、廉価なフルデジタルアンプとしてこちらも紹介しておきます。


なお、こちらのアンプにはSTMicroelectronics社のSTA328というフルデジタルアンプチップが搭載されているのだけど、これは、今は亡き、ラステームのRDA-520というアンプに採用されていた物と同じという噂なので、その素性については、こちらの製品の情報も参考になるかもしれない。

まあ、結局は回路設計が支配的なので、キャラクターは違うかもしれないけどね。




あと、一点最後に注意点を補足しておくけど、こちらのアンプ、入力は11-36Vと幅広い入力が可能となっていて、この範囲のACアダプタを準備すれば良いのだけど、プラグ形状が海外で標準の5.5/2.5mmとなっているので、日本で広く市販されている5.5/2.1mmのACアダプタを使用する際は変換コネクタが必要となる点を注意願いたい。





↓個人的には秋月で買うのもオススメ
DCプラグ変換プラグ 2.1mmメス⇔2.5mmオス: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
スイッチングACアダプター24V2.09A: 電源一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販


息を止め、残金額に刮目せよ!


オイオイ、あと幾ら残っているんだ?(笑)

さて、D302J+が運よく買えたとして、残金額を計算すると以下のようになる。

【FX-AUDIO D302J+コース】

FX-AUDIO D302J+:7,980円
ACアダプタ:1,480円
NFJ送料:480円
光デジタルケーブル:498円

合計:10,438円
予算残:19,562円

うーん、このコース、2万弱の残と結構お金残っていて安心。D302J+のコスパが光るなあ。

これがHiFimeのコースになると、以下の通り。

HiFime UDP80コース】

HiFime UDP80:122.55ドル(約13,000円送料込)
ACアダプタ:1,650円
変換プラグ:100円
秋月電子送料:500円
光デジタルケーブル:498円

合計:15,748円
予算残:14,252円

うーん、結構使ってしまったなあ。こちらだとスピーカーにかけられるお金が14000円とちょっとなので、送料も考えると、少し厳しい戦いになるだろう。

そろそろ勘の良い人は気づいていると思うけど、続きは次回(笑)

超絶難航するスピーカー選びについて書いてみたいと思うので、もうしばらく更新をお待ちいただきたい。

やべえな。オススメのスピーカー選べるのか、コレ(笑)

【2016/11/25 追記】

続きも書きました!なんとかオススメできるスピーカーを選んでみたので、気になる方は是非。

コンポは軽く超えたと思うんだけどねー。




オモロダイブ: 30000円だけ握りしめて来い!②(3万以内で揃えるコスパMAXの据え置き型オーディオ)
残り2万円を握りしめてスピーカーを選ぶ第2回(笑)

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