タイムドメインで聴こう!最高の音楽体験をもたらす良質な音楽8選。


うーん、まさに黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)。

久々にタイムドメインの話題について書いてみたところ、やっぱり思うのが「みんなタイムドメイン好きすぎだろ」って事だったり(笑)

というわけで、今回は、「よりタイムドメイン・スピーカーを楽しむっ!」という事をテーマに、過去に色々聴いてきた中で、タイムドメイン・スピーカーでの再生に特に向いているとボクが個人的に思っている楽曲&音源について紹介してみたいと思う。

なお、タイトルは「まあ1万8000円程度なら、ボクの紹介する音楽を聴けば一日で買って良かったと思えるだろ」という強気な気持ちでつけているので、「感じ方には個人差がある」という事で大目にみていただければと思う。

皆さんも是非、「肩の力を抜いて」気軽に試してもらえれば良いかと思います!




何はともあれYoutube


さて、タイムドメイン向きの音楽なのにYoutubeかよ!とお叱りを受けるかもしれないとは思っている。

何故なら、YoutubeはやはりCDに比べれば音質は落ちるし、タイムドメインの真価を発揮するにはやはり圧縮音源ではない音源で聴く方が良いのは当然だからだ。

それでもYoutubeで紹介する理由、それは、Youtubeは気楽に聴くには最高のオモチャだからに他ならない。

あらゆる楽曲を、感性の赴くままに、どんどん音楽を聴くという用途にはこんなに適しているものも無いだろう。

特に、「元を取る」と言っているのに、「レッチリのLP版がね、、、」なんて話をやっていたら、即座に試してみる事もできないし、レコードプレーヤーの準備からお金もかかってしまうので、元も子もなくなってしまう。

そういう意味で、あらゆる音楽体験の入り口として、Youtubeを活用しないのはもったいないと心から思う。

ちなみに、タイムドメイン社の代表である由井氏もYoutube見まくってるみたいだし、タイムドメイン的にこれが王道とも(笑)

そして、もう一個付け加えると、過去から現在にかけて、「素人からプロまでがここまで自由に作品を紹介している」ような場所はかつては存在しておらず、メジャーなアーティストだけでなく、隠れた才能や隠れた音源も大量に存在するわけで、そういった物との出会いもとても面白いとボクが感じている事もある。

似た系統の音楽も同時に紹介してもらえるので、ボクの紹介している音源だけじゃなくて、以下の動画を中心にして色々聴いてみることで、新たな出会いがある可能性もあるしね。

とそういうわけで、今回は、有名無名取り混ぜた、楽曲のみに重視した、少し変わった音楽紹介になるとは思うけど、是非、手持ちのタイムドメイン・スピーカーで、色々聴いてもらえると面白いかと思う。

美しい音楽と映像:「Katie Melua - Perfect World」




さて、とは言え、いきなり激しく期待を裏切るわけにもいかない(笑)というわけで、Katie Meluaの 「Perfect World」という楽曲のミュージックビデオを紹介したいと思う。なお、季節感なくて申し訳なし(笑)

この楽曲、ちょっと聴いてもらうとわかると思うけど、まさにタイムドメイン・スピーカーの主戦場である、女性ボーカル・残響音・優しいメロディといったもののみで構成されていて、ストリングスの響き、ピアノの音、ボーカルにかけられたエフェクトとなんともその響きが気持ちいい。

特にボーカルについては、タイムドメイン・スピーカーを使っていると、Katie Meluaの歌い出しの瞬間に、何もない空間にボワっと演者が浮かび上がり、まるでそこで歌っているように感じてもらえるんじゃないかと思う。

映像も大変に美しく、夜中に一人でじっくりと音楽鑑賞していると思わず涙が流れそうな美しさがある。

こういう「美しい音楽」を聴くためにタイムドメイン・スピーカーは存在している、と思わせてくれる程の良曲と言って良いだろう。

なお、Katie Meluaの楽曲は他でも色々Youtubeで聴けて、そのどれもタイムドメイン・スピーカー向きの楽曲となっている。日本ではおそらく無名な彼女の他の曲についても、一度視聴いただくと面白いかと思う。

まあ、美人だしオススメ(笑)



今そこにある才能:「手嶌葵 」




前回、ジブリのアルバムはタイムドメイン・スピーカーに向いているという話を書いたけど、その中でも改めて、テレビのCM等でしか聴いたことのなかった手嶌葵さんの歌う「テルーの唄」を聴いたのだけど、心から美しい声だという風に感じた。

タイムドメイン・スピーカーでは弱い音でもきっちり拾って綺麗に再生する事ができるので、おそらく彼女の持っているような「かすれた美しい声」についてもうまく再現できるのだと思う。

いや、本当、タイムドメイン・スピーカーとの相性が良すぎて、じっと聴いていると涙が出てきそうになるんだよなあ(笑)

彼女の声は、テレビにおまけのように付いているスピーカーではこのあたりがまったく表現できず、結局、多くの人が「今そこにある才能」に気づかないまま、通り過ぎてしまうのは大変に残念だ。

なお、手嶌葵さんについては、フルバージョンで公式の動画が見つからなかったので、上記はサンプルとして自己責任で色々観てみて欲しい。

ボクのオススメはニコファーレで実施された360度ライブの動画だけど、明らかに違法アップロードなんだよなあ(笑)

タイムドメイン・スピーカーを入手した方は、是非彼女の歌声の素晴らしさを堪能してほしいと思うので、ここで紹介しておきたい。



器用な楽器屋:「世界楽器てみる屋」




よし、正統派を2人も紹介したのでそろそろ変化球入れてもOKだろ(笑)

「世界楽器てみる屋」は世界中の色々な珍しい楽器の紹介と販売をしている楽器屋なのだけど、ここの店主は楽器を収集して販売するだけでなく、「この楽器を使うとこんな感じに演奏できるよ」という動画をたくさんYoutubeで公開している。

変わった楽器、珍しい楽器の販売(世界楽器てみる屋)

そして、この演奏が大変に素晴らしく、またなんともタイムドメイン・スピーカー向きだったりするので、以前より、こういう機会があったら是非紹介したいと考えていた。

なお、編曲、パソコンでの自身の演奏のパート以外の打ち込み、そして演奏とおそろしく器用である点にも注目したい。いや、なんなのこの人(笑)

上記で紹介した動画はインディアンフルートという楽器を使った演奏なのだけど、物悲しくも美しいこういった楽器の音色も、タイムドメインスピーカーを経由する事でなんとも気持ちよく聴ける事を、十分感じてもらえるものかと思う。

難点は、結構普通のおじさんが部屋で演奏しているだけという映像になりがちなところだったりするけど(笑)

それでも、演奏も楽器の音色も本当に素晴らしく、是非聴いてみて欲しい動画となってます。

※以下のアルバムはてみる屋の店主とは全く関係ないです(笑)



美しきトランぺッター:「ALISON BALSOM - Sound the Trumpet」



ALISON BALSOMは正直に言うと、タイムドメイン社の代表の由井氏がTwitterなんかで紹介していたのを拾ったので、結構この界隈だと有名なのかもしれない。

特に、上記の動画では途中にゴスペルを歌う男性歌手も出てくるのだけど、その歌声の響きも素晴らしく、TIMEDOMAIN lightであっても、こういった美しい男性ボーカルも美しく再現でき、小編成のクラシックであれば十分な性能を発揮できるというのをぜひ感じて欲しい。

ボクの個人的な意見だけど、弦楽器もトランペットもそうだけど、低域を不自然に増強してたり、スピーカーの響きなどにこだわったシステムだと、実際は付帯音が多すぎてその音も不自然になっているのに気づかないなんて事も多いんじゃないかと思う。

こういったホールでの録音は既に環境雑音としての残響音が十分付与されているので、タイムドメインスピーカーのように何も足さずに再生する方が望ましい結果が得られる、というボクの感覚も理解してもらえるんじゃないかと思う。

しかし、いやあ、トランペットの響きも美しいなあ。

うーん、色々ずっと視聴していると美しすぎて涙腺がゆるんできた(笑)



 恐るべき自然音再生:「Virginia Astley - A Summer Long Since Passed」



本当はUAのJaPoというアルバム中の「ISLAND LION」という曲を紹介したいのだけど、インターネット上には「著作権問題をクリアした」楽曲の公開が無いので断念。

というわけで、色々調査して視聴結果が良かったVirginia Astleyの「A Summer Long Since Passed」を紹介。

こういう自然音がサンプリングされた楽曲も、まるでスピーカーの周辺で鳥が鳴いているように聴こえたり、スピーカー位置とは無関係な四方八方から音に囲まれているような感じで再生されて、タイムドメイン・スピーカーを入手したら是非こういった再生体験も感じて欲しいと思う。

上の楽曲が気に入ったという人は同じアルバムの以下の曲も是非聴いてみて欲しい。

Virginia Astley - From Gardens Where We Feel Secure

なお、この楽曲を聴いていて思ったのだけど、いわゆる電子音で構成された音楽の再生がタイムドメインスピーカーでうまくいかないのは、いわゆる定位がうまくいかないからなんだろうなあ。

なお、自然音再生は、この曲のレベルではなく、時々物凄い再生体験があるので、色々自然音系の動画などを見てみると面白いと思う。

ボクなんて、遠くで吠えるゴリラの声をタイムドメインスピーカーの本当にはるか向こうの方から聞いた体験があったりするしね(笑)



美しいストリングスの調べ:「Pat Metheny - And I Love Her (The Beatles)」




先ほどから紹介している曲の傾向からもわかると思うけど、こういった独奏だったり独唱だったり、演者と対峙してじっくり音楽を聴くような楽曲は特にタイムドメイン・スピーカーとの相性が特に良いように思う。

この演奏も「まるで目の前で演奏しているように聴こえる」というタイムドメイン・スピーカーの素性の良さを十分感じてもらえる良曲かと思う。

なお、こちらも、間違って「JAZZ向き」なんて謳っているようなスピーカーなんかで再生しようもんなら、元々の音にかかっているエコー成分に加えて、スピーカーの響きまで付与されて、付帯音が多すぎて、もう音楽を聴いているのか、付帯音を聴いているのかわからない状況になるかもしれない(笑)

こうやって色々聴いてみると、一般的なスピーカーは「ホールやスタジオの美しい残響音」を目指して、低域の増強や響き成分の付与などを行っているのかもしれないけど、そもそもの音源がこういった成分も含めて、完璧な状態になっているのであれば、ただ正しく再生しようとするだけで良いというのを痛いほど感じる。

この曲もタイムドメイン・スピーカーで再生するのが最も良い結果が得られると思われ、この曲はまさに今回のテーマにふさわしい演奏かと思う。



Wintergatan :「Paradis - Wintergatan LIVE」




いや、もうそろそろお前の趣味だろと言われそう(笑)

地味に推しまくっているWintergatanからライブの映像を。

でも、曲中で使われているオルゴールの音色なんかも本当に素晴らしいので、そういった観点でも大変にタイムドメイン・スピーカーで試してほしい音源となっている。

なお、上記はライブの映像だけど、どうしても、CDなどの音源では「ミキシング」という編集行為が入るので、そこで「不自然な定位感」が混入してしまったりするせいか、結果的にタイムドメイン・スピーカーではアレ?と思うことが時々ある。

その点で、CD音源ではイマイチな楽曲もライブ映像などでは大変に素晴らしく聴こえたりと不思議な現象が起こったりするので、このポイントは知っておいても損はないだろう。


いやあ、この動画の音楽も良いなあ。とさりげなくWintergatanの布教活動も(笑)



驚嘆すべき高音質:LINNRADIO - LINN Jazz/LINN Radio/LINN Classical


最後に、もうまさに元を取るためのゴールドラッシュとでも言える音源を紹介しよう。

それがスコットランドの高級オーディオメーカーである「LINN」が作ったレコードレーベルであるLINN Recordsが運営しているネットラジオであるLINN Jazz/LINN Radio/LINN Classicalである。

LINNRADIO

こちらのサイトで提供されている楽曲は当然、LINN Recordsがリリースしている楽曲に限られるのだけど、落ち着いた良い楽曲が多く、まさにタイムドメイン・スピーカー向きのネットラジオチャンネルだと言って良いだろう。

また、形式こそmp3ではあるがビットレートが320kbpsかつビット深度が24bitで提供されているので、聴いてもらえるとわかると思うけど、かなりの高音質だったりもする。

なお、先程のWEBページからも当然再生はできるのだけど、スマホを所有していれば「TuneIn Radio」というアプリを用いて聴くのが便利かと思う。

いや、本当に、こんなものが無料で提供されているのは本当に驚きだと思う。

LINN Jazz、LINN Radio、LINN Classicalと、いずれもタイムドメイン・スピーカーの真価を発揮できる良いネットラジオチャンネルとなっていて、気に入った楽曲はさらに高音質な形式で購入可能なので、まず無料で聴けるネットラジオから是非試してみてほしいと思う。

ちなみにボクのオススメは断然、LINN Jazzかなあ。



21世紀の音楽鑑賞スタイル


さて、色々紹介してみたけど、皆さん、いかがだっただろうか?

正直、ボクはもう全部良すぎて聴き疲れ中(笑)

おそらく、「ジャパニーズ・ポップスしか聴かない」だとか「ビートルズを聴くためのシステムを模索している」なんて特定のアーティストのみの楽曲しか聴かないような人からすると、今回のような有名/無名、アマチュア/プロを無視した音楽紹介は多少戸惑うところもあったんじゃないかとも思う。

でも、ボクはタイムドメイン・スピーカーを手に入れたら、特定のアーチストやジャンルにこだわる事なく、是非、こんな感じに色々聴いてみることをオススメしたいと思っている。

餅は餅屋、タイムドメインはタイムドメイン向きの楽曲で楽しむ、というやり方がやっぱりこのスピーカーには一番面白いと思うんだよねえ。

正直なところ、今回も、スピッツや森山直太朗なんかも候補にあがっていたにも関わらず、最後に「タイムドメイン・スピーカー向きかという評価では80点」という事で外したくらいだし。

 特定のアーティストを80点くらいで聴くのもとても良いのだけど、やっぱり100点と言いたくなるような楽曲と出会うのが、タイムドメイン・スピーカーの醍醐味と思ってしまうんだよね。

というわけでこれが最高だというのが他にもあれば是非教えてください!

今回の記事が皆さんのオーディオライフにとって、何か出会いがあるものであれば幸いに思います!!




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