一家に一台?TIMEDOMAIN lightのアメージングな音質に素直に驚く。


「TIMEDOMAIN light」は良すぎる。

もう、これだけは言い切ってしまっていいんじゃないだろうか。

さて、21世紀になっても、未だに胡散臭いという印象を拭い切れないオーディオ業界だけど(笑)、その怪しい世界の中で唯一、「多くの人が一目を置いている」のが「タイムドメイン理」、ならびにその提唱者である「由井啓之(よしいひろゆき)氏」なんじゃないかと個人的には思っている。

ボクもこのタイムドメイン理論という物については、オーディオに興味を持った初期の段階で出会う事になり、その後、色々と試したり考えたりする中で、多くの部分で共感を覚え、また色々と自身のオーディオの取り組みの中でも参考にさせてもらってきた。

そんな風に、長らく「タイムドメイン」というスピーカー設計の概念に取り憑かれながらも、初恋のようにその距離感を保ちながら付き合ってきたボクではあったけど(笑)、結局は巡り合わせという事なのか、ようやく、ずっと興味のあった「TIMEDOMAIN light(タイムドメイン ライト)」を入手する事となった。

というわけで、今回は、幾つか過去の経験から得意そうな曲、並びに苦手そうな曲の試聴結果を踏まえて、皆さんの気になるその音質の評価や、その他のスピーカーとの違いなどの考察も含めて、ガッチリとレビューなんかを書いてみたいと思う。




目次

  1. タイムドメイン理論のおさらい
  2. ファーストインプレッション(構造について)
  3. ファーストインプレッション(聴感上の速度について)
  4. ファーストインプレッション(音質について)
  5. うまく再生できない楽曲について
  6. うまく再生できる是非聴いてほしい音楽
  7. そのアメージングな音質に関する考察
  8. タイムドメインスピーカーの試聴スタイルについて
  9. やっぱりタイムドメインが好き。

タイムドメイン理論のおさらい


さて。タイムドメイン型のスピーカーについては、このオモロダイブでも過去にガッツリ取り上げたことがあるので、理論全体の内容の詳細と、そのフラッグシップモデルであるYoshii9ならびにYoshii9 Mk2についてはそちらの記事を参照いただきたい。


さて、Yoshii9の構造については上記の記事で過去に書いているのだけど、そのエンクロージャーに対する設計思想はTIMEDOMAIN lightでもまったく同様となっており、ざっとインターネットで確認した情報で記載すると、

・スピーカーユニットはペーパーコーンとして、コーン重量を最小化。
・エンクロージャーは余計な振動を抑えるためのエッグシェル構造とする。
・スピーカーユニットとエンクロージャーは固定されず、ユニット背面につっかい棒のような物を接合し、エンクロージャー背面で前に押し付ける形で固定する。
・上記のつっかい棒が仮想グランドとしての役割も担う。
・エッグシェル構造のエンクロージャーをさらにフロート構造としてフレームから浮いた形で配置し、床面への振動の伝達を除去する。

といった具合で、ほぼYoshii9を小さくした上で、上向き→横向きにしたような構造をしている事がわかるだろうか。

そして、この構造から生み出される音はというと、個人的な評価は色々あるかとは思うけど、以下のタイムドメイン社が公開しているタイムドメイン方式スピーカーの特徴について記載した内容が参考になるかと思う。

・自然な音。 いくら聴いても疲れない。
・音像がリアル。 実在している様に聞こえる。 遠近、広がり、上下まで。
・音場感が豊か。 雰囲気まで伝わる。
・音離れが良い。 スピーカーが鳴っているように思えない。 空間から音が出る。
・距離が離れても音は崩れない。 離れても音量は余り変わらず遠くまで届く。
・音量を下げても音は崩れずはっきり聞こえる。 騒音の中でも聞き取れる。
・音の分離が良い。 オーケストラのいろいろな楽器が聞き取れる。
・物音や環境音がはっとするほどリアル。 自然楽器の音がリアルで表情豊か。
・会話がはっきり聞き取れる。 英語の発音がはっきり聞き取れる。
・口の形や開き方、舌や歯の動きや位置が分かる。
・女性ボーカルのサ行強調が無く、胴間声にならない。
・低音楽器の半音の動きが聞き取れる。 低音楽器の奏法、音色の変化が良く分かる。
・演奏会場の物音、観客の話声、微少な音が聞える。
・古い録音や、LP、コンパクトカセット、TVの音もリアルに忠実度高く驚く。
・声や楽音の頭に低音がしっかり付いて上質の音が自然に響く。
出典:タイムドメインとスピーカー:技術と理論


上記で説明されている通り、響き等を考慮した通常のスピーカー設計と異なり、「何も足さない。何も飾らない。」というのがタイムドメインスピーカーの大きな特徴といって良い。

今回の記事で取り上げている、タイムドメインスピーカーの末弟である「TIMEDOMAIN light」も上記の特徴を兼ね備えていると考えて差し支えないだろう。


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ファーストインプレッション(構造について)


実際にこの「TIMEDOMAIN light」を所持してみて、正直、僕はその構造で驚いたポイントがあったのでその点についてまず書いてみたい。

・スピーカー部におけるバスレフポートの存在


それはまず、バスレフポートの存在だ。

TIMEDOMAIN lightの背面には直径6mm程の穴が空いている。

インターネットでこの部分の構造について調べてみると、やはり、この部分はポート形状になっていて、長さは35mm程度あるようだ。

というわけで、この情報を元に、TIMEDOMAIN lightの内容積を500-700ml程度として計算してみると、このポートは、開口部こそ狭く、量的にはさほどでも無いとは言え、およそ60Hzあたりに共振周波数を持つ立派なバスレフポートとして作用するようだ。

当然、タイムドメイン的に、ユニット動作をエンクロージャー内の空気が阻害しないようにするためには空気ばねの影響も最小化する必要があり、そのために空気を逃がすための穴を開ける必要も当然あるとは思う。

しかし、それがタイムドメイン理論的にはどちらかというと否定しているバスレフポートになっている点には素直に驚いた。

いや、本当に自身がタイムドメイン風のスピーカーを作ろうとしている時に「バスレフポートにならないように」頑張っていたのが馬鹿馬鹿しいほどだったり(笑)


・アンプ部におけるハイパスフィルターの存在

そして、上記の調査の中で同時に入手した情報として、次に驚いたのがアンプ部におけるハイパスフィルターの存在だ。

先人の分解調査によると、TIMEDOMAIN lightは大音量時の低域のパワーによる筐体ビビりに対する対策として、ボリュームを上げる程、効果の強くなるハイパスフィルター(HPF)、つまり低音カットのための回路がアンプ部分に実装されているようだ。

一般的に、LPFだろうとHPFだろうと、こういった回路は、音声信号の位相遅れの原因になるので、少なくともタイムドメイン理論的には「無い方が望ましい」ものと言え、こういったものが普通に実装されているという点については、やはりバスレフポートと同様に驚いた点となっている。


以上の構造については少なくとも「タイムドメインらしからぬ設計」という事になるのは間違いないと思う。

いや、幾ら本家本元がやってるからと言ってもね(笑)

しかし、まあボクも技術者の端くれだったりもするので、ぶっちゃければ、理論は理論、実装は異なるというのは、ものづくりの原則という考え方もあながち否定できないのも事実。

いずれにせよ、TIMEDOMAIN lightには上記の通り、タイムドメイン理論から外れたような実装があるのは事実なので、まずここに言及しておきたいと思う。

まあボクは、「他の大きな問題の回避のための妥協は致し方なし」、とタイムドメイン社自身が示してくれていると考えて、自身のつたないスピーカー作りに勇気をもらったと考えることにしたけど(笑)


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ファーストインプレッション(聴感上の速度について)


さて、結局は構造うんぬんより「音質そのもの」が一番大事という事で、次にこちらの話をしたいと思う。

ここでボクはまず、音質云々を語る前に、「聴感上の速度」というものについて感じたことから書いてみたいと思う。

幾つかガチ試聴の前に、ウォーミングアップがてら、このTIMEDOMAIN lightを通して普段聴いているような音楽を聴いてみたのだけど、その際に一番最初に感じたのが「聴感上の速度は思ったより遅い」という点だ。

タイムドメインとはすなわち時間軸特性に対する配慮であるので、このTIMEDOMAIN lightも当然「ハイスピード」系のスピーカーなのだろうとボクは考えていた。

そして、僕は自身の実験から得た結果も踏まえて、ユニットサイズがかなり小さいTIMEDOMAIN lightから出てくる音はこの聴感上の速度という観点では最速の部類に入るんじゃないかと想像していた

だけど、実際に「ホンモノのTIMEDOMAIN light」が奏でる音はボクがタイムドメイン理論を知ってから想像していたような、「想像上のTIMEDOMAIN light」よりはずっと遅いように感じて、どちらかと言えば多少ゆったりした雰囲気も含んだような鳴り方をしているようにも感じた。

この点もボクが実際にこのスピーカーを所有してみて思わず「うーん」と考え込んでしまった部分でもある。

いや、決してそれは悪い意味ではないのだけどね。

なお、この鳴り方もTIMEDOMAIN lightの音の性質そのものを最終的に決定づけているような気もするので、まず、この「聴感上の速度」については重要なポイントとして言及しておきたい。


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ファーストインプレッション(音質について)


そして、やっぱりと言うべきなのか、驚かされたのがその「音質」そのものだ

当然、「うまく鳴らせた時は」という前提条件はタイムドメイン方式のスピーカーには必ず必要となるとは思う。

だけど、ここがうまくハマった際にこのスピーカーが奏でる音は、正直、控えめな日本語の表現だと言葉が見つからない、「アメージング」だとか「ファンタスティック」だとか、派手な英語圏の形容詞でしか表現できない、そんな物のように感じた。

ホント、何なのコレ

特に、残響の残るような会場で高音質に録音された、女性ボーカルのソロコンサートやそれに類するようなジブリ音楽なんかは抜群に良い。

あと、音が色んなところから出る立体的な鳴りを想定して録音された楽曲(この概念自体、他のスピーカーでは存在しないのかもしれない)のニアフィールドでのリスニングについては、さらに大きな高級スピーカーをも凌駕するんじゃないかというほどのリアリティで迫ってくる。

少なくとも、プラスチック製の小口径ユニット採用のいわゆる「このサイズ感のスピーカー」では想像しがたいようなレベルに達しているのは間違いないだろう。

良い音源に秘められた底力のようなものを、こんなに小さなスピーカーが余すことなく引き出して再生しているその様子は感動を覚える程だ

そして、タイムドメイン方式のスピーカーらしい、スピーカーの存在を全く感じさせず、かつ演者がそこにポッと映し出されてそこで演奏しているかのように聴こえる、まさに「立体音響」とでも呼ぶべき音の出方はこのTIMEDOMAIN lightでも健在で、おそらく、これを経験したことが無い人達は、この点でもきっと驚く事かと思う。


もうこればっかりは試して欲しいとしか言いようが無いのだけど、「そんじょそこらのPCスピーカーとは格が全く違う」その音と見た目のギャップに、ボクは一発でノックアウトされてしまったのは事実。

いや、HPFとかバスレフとか色々突っ込みたい気持ちもあるんだろうけど、少なくともそこから出てくる結果としての音はなんかそんなのどうでも良いような気持ちにさせるんだよなあ。

いや、本当、「コレ、どうなってんだ?」と本気で考え込んでしまったり(笑)


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うまく再生できない楽曲について



なお、こういうふうに手放しで褒めると、「いや、俺も持ってるんだけどそんな音出ないよ?」なんて意見が当然出てくる事もボクは否定しない。

それはこのタイムドメインライトが恐ろしく守備範囲の狭いスピーカーであることが原因だ。

タイムドメイン社によると「出来の悪い楽曲はその出来の悪さが出てしまう」という事らしいけど、まあ、「再生に向いてない楽曲はうまく再生できない」と言った方が適切だろう。

特に男性ボーカルものは当たり外れが激しく、どうにも声が引っ込んで小さくなったり、こもっているように聞こえたりと、下手をすると普通のスピーカーよりも悪く聴こえたりする。

また、低域のドライブ感で聴かせるような速めの楽曲も苦手なような気がする。

アンプのせいかバスレフのせいかは不明だけど、低域が緩い上に不足するので、そういった楽曲では、結局、「悪い部分だけ残って」しまい、出てくる音もスカスカで、それでは良く聴こえることもあり得ないだろう。

なお、最近主流になっているような電子音楽については、五分五分といったところで、ちょっとこちらは現在鋭意聴き込み&評価中なので、別途、実際の楽曲と合わせて結果についてご報告したい。


あとついでにタイムドメイン方式のスピーカーについては「自然の音」の再生も得意というのが定説で、まあ誰もわざわざ聴かないだろうけど(笑)、鳥の声なんかは確かに抜群に良いのだけど、「ザザッ」という感じの強めの波の音はこのタイムドメインライトに限ってはあまりうまく再生できていないような気がする。

まあ、この辺りは色々試してみて「この曲はダメだなあ~」とかやってるのも面白いんだけどね(笑)


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うまく再生できる是非聴いてほしい音楽


そして、せっかく良い物を手に入れたのだから、是非タイムドメインライトの真骨頂とも言える再生音は体験したいところだろう。

それを体験できる手っ取り早い方法として、先にも少し書いたけど、ボクはジブリ作品で挿入歌として使用されている楽曲を是非聴いてみて欲しいと思う。

特に以下のアルバムをボクも良く聴いているのだけど、アルバム全体としてもTIMEDOMAIN lightが再生を得意とするような楽曲多く、かつある程度の楽曲のジャンルの幅があるので色々発見もあり、実に面白い。

録音自体も良いのでまず手っ取り早く試すという場合には是非このアルバムをオススメしたい。



特に、このアルバム中の手嶌葵さんの「テルーの歌」や木村弓さんの「いつも何度でも」なんかは、どハマりしていて、夜中に一人で聴いていて、思わず誰かにこの感情のたかぶりを伝えたいと思わず奮い立って立ち上がってしまった程だ(笑)

実に自然で、美しく、眼をつむればまるで目の前の会場で歌っているのを聴いているかのように錯覚してしまう。実際、そのぐらいのレベルに達している瞬間はあると思う。


その他、ボクの聴いている楽曲だと、後期のUAのように自然音や民族楽器の音に合わせた女性ボーカル物も大変良いし、オーディオマニアが良く聴いている(笑)キース・ジャレットのピアノコンサートのような旋律を聴かせるようなピアノ物も実に良い。

ちょっと全然メジャーじゃないところだと「割り箸ピアノ」でおなじみ(笑)のSami elu氏の楽曲なんかも本当に素晴らしく聴こえる。



結論としては、また別途色々な楽曲を聴いてみた結果について、別記事で書いてみたいと思っているのだけど、

・森の音などの自然音、もしくはそれらをサンプリングしたような曲
・ゆったりとした雰囲気の曲
・ヒーリング系音楽
・優しい、もしくは艶のある女性ボーカル
・美しい響きを重視した生楽器演奏(高速で弾くようなジャズピアノは合わない気がする)
・こどもの歌。童謡。

などであれば間違いなく、上手く再生でき、かつ手持ちの他のどんなスピーカーよりも美しく再生する可能性すらある。

意外なところだとレッドホットチリペッパーズの「Blood Sugar Sex Magik」というアルバムなんかも雰囲気良く再生できるのだけど、それはこのアルバムが「宅録一発録り」である事と関係があるのかもしれない。

※実際に、普通のアルバムより、スタジオライブなどで録られた音源なんかの方が良く聴こえることも多い。

いずれにせよ、「あまりこねくり回していない」楽曲の方が向いている印象をボク個人的には持っている。

いや、本当に子供の童謡なんかでハッとする事もあってこういうところ、是非経験してみてほしいんだよなあ。


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そのアメージングな音質に関する考察


さて、上記の通り、ボクはこのTIMEDOMAIN lightを入手し、その恐るべき実力に驚嘆しているところだ。

正直なところ、ボクはこのタイムドメインライトの実力を、試聴する前までは舐めてた事を気付かされた。

所詮はミニスピーカーだろう、と頭の中でその高さを制限して考えていたように思う。

しかしタイムドメインライトは確実にその高さを超えている。ボクが先にアメージングな音質だと書いたのも、この設計、この構造で何故、こんな音がでるんだろうと心から不思議に思うからだ。

一般的なタイムドメインのイメージからはもっとスピード感があって、低音はそこそこな、乾いた感じの音がするものと思っていたのだけど、想像より全然低音も出てるし、一音一音が綺麗な艶を持ってゆったりと出てくる。

これに比べると、正直、ボクがタイムドメイン理論を参考に自作しているスピーカーの方がもっと楽曲に対して厳しく、艶のない音になってしまっているように思える。

その理由について、しばらく考えてみたのだけど、長らくのスピーカー作りの経験も踏まえて一つの結論に至った。

それは言うなれば「引き算の美学」だ。

ボクの考える「引き算の美学」。それは、ハイスピードな音に対してであれば「鈍足化」、シャープな解像度の高い音に対してであれば「愚鈍化」、そういった設計上の引き算の話を示している。

そして、その目的はというと「スピーカー設計は結局はバランスが一番大事」というポイントである。この大義こそが重要であって、この大義を損なうのであれば「重要な理論」だろうと何だろうと意味を成さない。

この意味で、TIMEDOMAIN lightが、プロダクトとして成功している理由の一つとしては、ボクはやっぱり「控えめなバスレフポートの存在」が寄与しているんじゃないかと思っている。

それはつまり、低音こそ多少緩くなってしまうけど、周波数特性の改善と、低域の補完による艶といったものの付与という、「オーディオらしさ」といった要素を付け加える事でバランスを取っているんじゃないかという予想だ。

そして、このやり方は、タイムドメイン的には間違っていても、スピーカー設計としては正しいというのも、あながち間違えていないんじゃないかという事である。

料理に例えるなら、塩だけで十分美味しいという物に一滴しょうゆをたらした方がより美味しくなるというのに近いだろうか。

セオリーに基づき、頑なに塩だけで食べ続ける人は決して次の段階に進めない、そういう教訓とも捉えられる。

この点、とかく頭でっかちでは超えられないまさにバカの壁とも言うべきものがスピーカー設計にもあり得るという、非常に感慨深い発見もあって、前回Yoshii9の記事を書いた時に「Yoshii9は奥深い」と書いたけど、同様に「TIMEDOMAIN lightも実に奥深い」なあと心から思うんだよね。

でもまあ、だからと言って本質を損なうほどの立派なバスレフポートがついているタイムドメイン方式を謳うスピーカーなんて見ると、「美しくないなあ」とは思うけどね(笑)

あくまで、理論は原則論として守りつつ、緩やかに補完してあげるというやり方が吉かと。


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タイムドメインスピーカーの試聴スタイルについて



おっと、おそらくオーディオマニアでは無い人でこのスピーカーに興味を持つ人もいると思うので、どういう風にこのスピーカーを設置して聴けば、最高の視聴体験が得られるかについて書いておこう。

まず、スピーカー試聴時の設置場所だけど、タイムドメインライトの場合は移動しやすい事もあるので、壁から遠く離れた場所、テーブルやちゃぶ台、もしくは床に設置して聴くことをお勧めしたい。

タイムドメイン方式のスピーカーの特性を最大限発揮させるために、反射音の影響を最大限回避するためだ。

また、その設置幅だけど、そこまで広げる必要もなく、広くても1m程度までで十分で、ニアフィールドリスニングであれば40cm程度でも十分だろう。

逆に広げすぎると、点音源の双方の干渉で産み出される、TIMEDOMAINスピーカー特有の音の立体感が損なわれてしまうので、広げ過ぎには十分ご注意頂きたい。

試聴位置は一般的なセオリー通りに正三角形もしくは二等辺三角形の頂点に左右のスピーカーと自身が配置されるようにすれば良く、ただし、スピーカー間隔は狭く、一般的なスピーカーのように指向性を気にする必要もないので、真正面を向けておけば良いだろう。

なお、上で「床」と書いたけど、冗談ではなく、タイムドメイン方式のスピーカーのユーザーの中では「床置きがベスト」と言い切る人もいたりと、スタンダードな設置方法である事をお伝えしておこう。


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やっぱりタイムドメインが好き。


正直、このTIMEDOMAIN lightというスピーカーは、ちょっとその構造や材質、見た目の割には高すぎるように感じるかもしれない。

ボクはこれを中古で入手したのだけど、既にボリュームにはガリは出ているし、なんとも構造も華奢で、譲り受けた瞬間に修理が始まっているような始末で、数年で買い替えもしくは自前での修理を前提とした方が良いようにも感じた。(まあ、これは自己責任だけど笑)

そして、再生が不得意な楽曲も多く、下手すると自分の良く聴くジャンルの曲はことごとく苦手で、ジブリ専用スピーカーと化するかもしれない。

しかも、そのような物が1万8千円強もするんだから、普通の人はなかなか購入には踏み切れないんじゃないかと思う。



しかしである。

そのハマった時の「アメージングな音質」といったら何なんだろう。いや、音質の良し悪しを超越した「アメージングな音楽体験」と言った方が正しいのかもしれない。

そして、時に、まるで演者が目の前で演奏してくれているかのように、錯覚してしまう程の体験は、実際、他ではなかなか得難い体験なんじゃないだろうか。

正直、これは20000円以下で体験できるレジャーとして考えても、決して高いとは言えないんじゃないかという「新しい考え方」に辿り着いてしまったくらいだ。これを、「無駄遣いの向こう側」とでも呼ぼうか(笑)

それでも、ドン・ペリニヨンが15000円、ディズニーランドペアチケット 14800円(!)、スカイダイビング1回30000円、乃木坂46のライブチケットなんて8800円(!)もするらしい。

どうだろう。こういったものと比較すれば、「この体験なら安すぎる」と思える人も少なからずいるんじゃないだろうか。

そして、それは決して「間違った選択肢」とも言えない、そんな気もしてしまう。

ならば、「そうだ、京都行こう。」みたいに週末にでもふと思いついて購入し、その「アメージングな音楽体験」を享受し、もし気に食わなければさっさと売却してしまえばいい。

そんな「ふと旅に出る」ようにこれは一度体験してみてもいいんじゃないかとボクは本気で思ったりする。

そうだ、TIMEDOMAIN聴こう。」なんて感じでね。

ちなみに、既にボクはもっとコンディションの良い中古(面倒なエージングという概念からも回避できる)、もしくはメンテナンスが面倒なので新品も視野に入れて、次の購入の事を考え始めている。

加えて、愛用している自作スピーカーとの対決、頭の中で構想中のスピーカーの早期実現+対決、など、もう死ぬまで面白そう(笑)

うーん、そこまで思いついてしまうと、もう、オモロダイブ的には、これは「一家に一台」と言っちゃって良いプロダクトかもしれないなあ(笑)

というわけで、興味のある方は、中古でも良いので是非入手して、そのアメージングな音質を体験してみる事をおすすめします!!

絶対に面白いこと、間違いなしです!!

↓↓Amazonのレビューも参考にください。かなり高評価の模様。新品が欲しいなあ。



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