レンタルできない最新の洋楽アルバムを格安&高音質で入手する方法(Bandcamp編)


ご存じの方も多いかと思うのだけど、「洋盤のアルバムとシングルは、ともに発売日から1年間レンタル禁止」という厳しいルールがあって、ツタヤディスカスを愛用しているボクも「最新の洋楽アルバム」だけは、ジッと一年間を耐えようと努力しながらも、我慢できなくて買ってしまうなんて事が割とよくあったりする。

※なお、ツタヤディスカスが如何にオススメかを以下の記事で書いてみているので興味のある方は是非読んでみてください!!


このような状況でも、やはり「なるべく安く手に入れたい」という気持ちはやはり強くて、過去には多少安価に購入できる圧縮音源のデジタルアルバムを、iTunesやAmazon経由で購入したりもしていたのだけど、どうにも圧縮音源は収まりが悪いように思う。

その理由だけど、多少なりともオーディオシステムにこだわっている以上、どうしても圧縮音源を聴く行為自体が、「ちゃんとしたレストランでコンビニ弁当を食べる」ような気分になってしまうからだと思う。

いや、まあコンビニ弁当も美味しいんだけどね(笑)

というわけで、今回は最新の洋楽アルバムを、なるべく高音質、かつ安価に入手する方法の一つ、Bandcamp経由で音源を入手する方法について書いてみたいと思う。


「Bandcamp」について


一部のアーティスト(よりインディーズスタイルに近いアーティスト)は、一般的な大手のレコードレーベル経由ではなく、より手売りに近い販売スタイルで自身の音源を販売していたりする。

現在、そういった販売形態で音源を入手できるサイトのおそらく最大手となっているのが「Bandcamp」だ。


Bandcampは非上場企業ではあるのだけど、「ウェブサイト上で全トラック無料で再生可能(MP3 128kbps)な上、ユーザーにオプションでアルバムもしくは曲ごとに適正価格で販売」するという何ともボクらファンにとってありがたいサイトだったりする。

価格自体も、少なくとも「正規で最新のアルバムを入手する」といった目的を達成するためには十分安価に設定されているのだけど、特に素晴らしいのが、ダウンロード形式としてFLACやALACといった可逆圧縮の形式も選べる点だろう。

さらに、これは後で具体的な例を紹介したいと思うけど、アルバムによっては、明確な記載が無くても「ハイレゾ音源」でアップされていたりするので、CDよりもさらに高音質な音源が安価に入手できたりもする。

なお、ボクも最初は「MP3なんかでアップロードした音源をただFLAC形式でも落とせるだけ」みたいな事が無いかを心配したのだけど、調査したところ、音源をアーティストがアップロードする際には、WAV/FLAC/ALACしか選択できないようなので、音源の素性についても十分信用して良いと言っていいだろう。

「Bandcamp」の難点


Bandcampの難点、それはこのサイト経由で音源を入手できるアーティスト&アルバムが大きく限られる事だ。多くのアーティストは「大手レコードレーベル」に縛られている現状からするとこれは仕方がないだろう。

その制約の中で、入手できればラッキーというくらいの感覚でチェックするというのが、このサイトの活用方法として正しいかと思う。

なお、ボクのオススメしているWintergatanは全曲ストリーミング再生&購入可能だったりする。(なお、購入時の通貨はスウェーデンクーロンヌ笑)


というかWintergatanってMarble Machineの動画が大成功したのに、楽曲聴いたことある人がほとんどいないのは残念。


この見た目の派手さだけじゃなく、楽曲の素晴らしさにピンと来たって人は是非、先ほどのサイトで音楽の方も聴いてみて欲しい。タダで聴けるしね。


あと、大変に傑作と評判の高いアルバムである米国Beckの最新アルバム「Colors」もBandcampで入手可能。お値段も9ドルと大変適正かと思う。うん、ボクも今すぐ買おう(笑)


お得感は全く無いけど、国内のアーティストも感度の高い人達はBandcamp経由での音源販売をしていて、例えばgroup_inouもBandcampで音源を販売していたりする。


DE DE MOUSEも最新のミニアルバムをBandcampで公開していたので驚いたり。


実際にBandcampでアルバムを購入してみる。


さて、それでは実際に先ほどのBeckのColorsをBandcamp経由で購入してみる。

ボクは既にBandcampのアカウントを持っているので、そちらの登録については割愛します。


画面の左側にある「今すぐ購入 9$」となっているリンクを押下。


上記のような、画面が表示されるので、最低「$9以上」と設定されているので、その設定価格の9ドルを入力して、「今すぐレジに進む」を押下。なお、9ドル以上であれば幾らでも良いみたいなので、お金が余っている人は100ドルとかでもいいんだと思うけど、ボクは余ってないので9ドル(笑)


購入はPayPalか、クレジットカードで行う。いずれかを選択して、「お支払いに進みます」を選択すると、それぞれの決済画面に遷移するので、そこで支払いを済ませる。というか今更気づいたのだけど、全部日本語になってるね。


購入完了!オンライン決済ってこんな風に秒速でお金が消えるのね(笑)

ちなみにこの画面で右下の「MP3v0」書いてあるところを、お好みの形式(ボクの場合は「FLAC」)にして、そのすぐ左にあるアルバム名(このページでは「Colors」)を選択すると、すぐにダウンロードが始まる。


でもね、ここで気づいて欲しいんだけど、「WAV形式で989.2MB」ってちょっと大きくないだろうか?このアルバム、録音時間「40分」しかないんだぜ?

落としたファイル情報を見てみよう


Wowっ!(ちなみにBeckのColorsギャグ)


落としたファイルは「96kHz/16bit」のFLACになってました。

まあ、個人的には24Bitにして欲しいところだけど、それでもCDよりは良い音質の形式になっていて満足。ちなみにWAVファイルも落としてみたのだけど(ダウンロード形式は選択可能&何度でもダウンロード可能)、そちらも同様に「96kHz/16bit」となっているのを確認。

で、このアルバム自体もメチャメチャいい!

Bandcampのススメ


さて、現時点でこのアルバムを国内の流通で手に入れようとすると、2000円以上してしまうかもしれない。



それがBandcampから購入すると、約1000円程度で購入できる上、ファイル形式も「96kHz/16bit」とCDより良いフォーマットになってたりする。

という事で、表題に書いた通り、「最新のアルバム」を「格安」かつ「高音質」で入手するという事に成功したと言って良いだろう。

また、中古CD店舗や、メルカリやヤフオクといったところから中古で出品されている物を購入するのと比較しても、「アーティストに直接お金が入る」ので(なお、レンタルはアーティストにきちんとお金が入る仕組みとなっている事は補足しておく)、音楽業界にダメージを与える中古販売より何千倍もアーティストに優しいとも言える。


特に良いと思うのは、購入前にやはりMP3形式とは言え、全曲聴けてしまうところで、音楽好きにも、音楽を提供するアーティストにとってもメリットのある、こういった形態での販売スタイルが広がってもらえると大変にありがたい。

まあ、色々無料で聴いて回るのもとても面白いので、まずは登録して、自身の欲しいと思えるアルバムがBandcampで見つからないか、試してみてはいかがだろうか。


なお、レンタルできるCDはツタヤディスカスがとにかくオススメなので、引き続き推しで(笑)




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